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空調システムの省エネ技術(一)氷蓄熱システムの排熱回収導入プラン

 

冷媒自然循環式氷蓄熱空調システムの流れ

 

 一般的空調システムは、蒸発機により約7℃の冷水を作り出し、冷水ポンプの循環経由を通過し空調機へ送ることによって、室内の空気を冷却して冷房になる仕組み。次に冷房内の昇温(12℃)冷水を吸収した蒸発機は、再び(12℃→7℃)冷水を作り出す循環システムである。

蒸発機内の冷媒は、室内の空気から熱を奪って蒸発し、コンプレッサにより圧縮された冷媒を凝縮器へ送り、熱を冷却水による冷却され(80℃→40℃)、冷媒に圧縮された熱を吸収した冷却水(30℃→35℃)は、冷却ポンプで冷却塔に送られた水が散水され、水温は(35℃→30℃)に下げられる。

氷蓄熱システムの熱平衡モード

空調の区間を100RTの冷気を転移するために、冷却塔から4.5kwの水蒸気が放出される事が必要なので、放出された水蒸気の回収によって、有効的に再利用が可能になる。

 

 

 

ヒートポンプユニットの熱平衡モード

 

氷蓄熱システムの熱平衡過程と同様、ユニットの負荷能力は最大3.51kwの為、消費電力は1kwを出力するだけで、室内の熱を外や加熱必要なエリアへ伝送すると同時に、熱を1.3倍(3.5kw→4.5kw)に増大することも可能になる。つまり、ただの1kw電力の消費で、4.5kwの高位発熱量と3.5kwの冷房効果を生み出せる優れたシステムである。

 

 

 

 

 

 

 
 
 
 

 

 
排熱回収導入の流れ

氷蓄熱システムの熱平衡過程と同様、ユニットの負荷能力は最大3.51kwの為、消費電力は1kwを出力するだけで、室内の熱を外や加熱必要なエリアへ伝送すると同時に、熱を1.3倍(3.5kw→4.5kw)に増大することも可能になる。つまり、ただの1kw電力の消費で、4.5kwの高位発熱量と3.5kwの冷房効果を生み出せる優れたシステムである。

 

 

経済効果の分析

1:1kwの消費電力により、4.5kwの高位発熱量及び、1RT(3.5kw)の冷房効果を生み出せる能力。

2:空調ボックス(凝縮器)を屋外に設置することにより、無限に近い大気熱の利用が可能であり、熱を汲み上げるヒートポンプの利用にも応用出来る特性を持つ。

3:排熱回収の導入時期により、冷却ポンプや冷却塔の寿命などの消耗を低減させ、運転費の節約効果が大きくなる。